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相続の栞HOME > 【1.相続の基礎知識】 目次 > 33.相続人に認知症の方がいる場合
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1.相続の基礎知識
1- そもそも相続って何?
2- 相続の流れと期限
3- 誰が相続人か?
4- 法定相続分とは?
5- 離婚・再婚と相続人の関係
6- 連れ子は相続人?
7- 認知した子がいる場合
8- 認知の方法とは?
9- 養子が認知した子の代襲相続
10- 胎児は相続人になるの?
11- 借金は誰が相続する?
12- 相続財産の範囲とは?
13- 相続の効力が及ばないもの
14- 過払い金請求権は?
15- 故人が連帯保証人だったら?
16- 死亡退職金は相続財産か?
17- 生命保険金は相続財産か?
18- 相続分を譲渡できる?
19- 相続の単純承認とは?
20- 相続の限定承認とは?
21- 相続放棄とは?
22- 相続放棄の手続方法
23- 相続放棄したことの証明?
24- 相続放棄を撤回できる?
25- 熟慮期間は延長できる?
26- 相続できない人とは?
27- 推定相続人の排除とは?
28- 遺留分とは?
29- 遺留分の具体的割合は?
30- 遺留分を放棄する
31- 代襲相続人とは?
32- 相続人に未成年がいる場合
33- 認知症の方がいる場合
34- 成年後見の手続方法
35- 行方不明の方がいる場合
36- 不在者財産管理人の選任
37- 失踪宣告の手続方法
38- 遺産分割方法あれこれ
39- 遺産分割協議書とは?
40- 話し合いがうまくいかない時
41- 相続関係説明図とは?
42- 実印・割印・契印・捨印とは?
43- 相続人が誰もいない場合
44- 特別縁故者とは?
45- 寄与分とは?
46- 特別受益とは?
47- 一人が全て相続する場合
2.遺言の基礎知識
3.戸籍の基礎知識
4.相続手続の基礎知識
 4-1.預貯金等の名義変更
 4-2.年金・保険の手続
 4-3.不動産関係の手続
 4-4.税金関係の手続
 4-5.その他の手続
 4-6.相続手続の便利帳
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1-32 「相続人に未成年がいる場合」 1-34 「成年後見の手続方法」
【1.相続の基礎知識】 -33.相続人に認知症の方がいる場合
相続は預貯金や不動産といった財産の移転が伴う、非常に重要な法律行為です。

通常の取引や契約などと同様に、自分が行った行為を理解できる能力(意思能力)がなければなりません。

意思能力の無い人が行った法律行為は無効となります。

つまり、相続人の中に認知症の人がいるにもかかわらず遺産分割協議を行った場合、例え本人が署名捺印したとしても、その遺産分割は無効となってしまうのです。

こういった遺産分割の無効を防止するためには、成年後見制度を利用しましょう。

例えば、下図のように相続人が、被相続人の配偶者と兄弟姉妹で、被相続人の兄にあたる方が認知症だった場合、兄は遺産分割協議に参加することができません。

そこで、兄の子ども(被相続人の甥)などが成年後見人となり、認知症の兄に代わって遺産分割協議に参加するのです。
意思能力の程度によって、「成年後見」「保佐」「補助」という制度があります。

本人、親族や利害関係人などの申立てにより、家庭裁判所が成年後見人、保佐人、補助人を選任します。

成年後見の場合では、成年後見人が代理人として遺産分割協議に参加し、保佐、補助の場合では、本人が遺産分割協議に参加するものの、保佐人や補助人から遺産分割協議の内容について同意をもらわなければなりません。


次に、下図のように被相続人の配偶者が認知症で、被相続人の生前から次男が成年後見人になっていた場合を考えてみます。

この場合、成年後見人である次男もまた相続人となってしまうため、認知症の母の代理人として遺産分割を行うと利益相反行為となってしまいます。

このような場合には、未成年者が相続人になるケースと同様に「特別代理人」を選任しなければなりません。
※各種情報はできるかぎり最新の事項を掲載しておりますが、実際にお手続をされる際にはあらためて関係機関にご確認下さいますようお願い致します。また、こちらに記載の情報を基にお客様ご自身がお手続きされた際に生じたトラブル、損失等に関して弊社は一切関知致しませんのでご了承下さい。
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1-32 「相続人に未成年がいる場合」 1-34 「成年後見の手続方法」
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1.相続の基礎知識(目次)
1- そもそも相続って何? 2- 相続の流れと期限
3- 誰が相続人か? 4- 法定相続分とは?
5- 離婚・再婚と相続人の関係 6- 連れ子は相続人?
7- 認知した子がいる場合 8- 認知の方法とは?
9- 養子が認知した子の代襲相続 10- 胎児は相続人になるの?
11- 借金(債務)は誰が相続する? 12- 相続財産の範囲とは?
13- 相続の効力が及ばないもの 14- 過払い金請求権はどうなる?
15- 故人が連帯保証人だったら? 16- 死亡退職金は相続財産か?
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19- 相続の単純承認とは? 20- 相続の限定承認とは?
21- 相続放棄とは? 22- 相続放棄の手続方法
23- 相続放棄したことの証明? 24- 相続放棄を撤回できる?
25- 熟慮期間は延長できる? 26- 相続できない人とは?
27- 推定相続人の排除とは? 28- 遺留分とは?
29- 遺留分の具体的割合は? 30- 遺留分を放棄する
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33- 認知症の方がいる場合 34- 成年後見の手続方法
35- 行方不明の方がいる場合 36- 不在者財産管理人の選任
37- 失踪宣告の手続方法 38- 遺産分割方法あれこれ
39- 遺産分割協議書とは? 40- 話し合いがうまくいかない時
41- 相続関係説明図とは? 42- 実印・割印・契印・捨印とは?
43- 相続人が誰もいない場合 44- 特別縁故者とは?
45- 寄与分とは? 46- 特別受益とは?
47- 一人が全て相続する場合
2.遺言の基礎知識(目次)
3.戸籍の基礎知識(目次)
4.相続手続の基礎知識(目次)
1.預貯金等の名義変更 2.年金・健康保険関係の手続 3.不動産関係の手続
4.税金関係の手続 5.その他の手続 6.相続手続の便利帳
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