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相続の栞HOME > 【1.相続の基礎知識】 目次 > 15.故人が連帯保証人だったら?
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1.相続の基礎知識
1- そもそも相続って何?
2- 相続の流れと期限
3- 誰が相続人か?
4- 法定相続分とは?
5- 離婚・再婚と相続人の関係
6- 連れ子は相続人?
7- 認知した子がいる場合
8- 認知の方法とは?
9- 養子が認知した子の代襲相続
10- 胎児は相続人になるの?
11- 借金は誰が相続する?
12- 相続財産の範囲とは?
13- 相続の効力が及ばないもの
14- 過払い金請求権は?
15- 故人が連帯保証人だったら?
16- 死亡退職金は相続財産か?
17- 生命保険金は相続財産か?
18- 相続分を譲渡できる?
19- 相続の単純承認とは?
20- 相続の限定承認とは?
21- 相続放棄とは?
22- 相続放棄の手続方法
23- 相続放棄したことの証明?
24- 相続放棄を撤回できる?
25- 熟慮期間は延長できる?
26- 相続できない人とは?
27- 推定相続人の排除とは?
28- 遺留分とは?
29- 遺留分の具体的割合は?
30- 遺留分を放棄する
31- 代襲相続人とは?
32- 相続人に未成年がいる場合
33- 認知症の方がいる場合
34- 成年後見の手続方法
35- 行方不明の方がいる場合
36- 不在者財産管理人の選任
37- 失踪宣告の手続方法
38- 遺産分割方法あれこれ
39- 遺産分割協議書とは?
40- 話し合いがうまくいかない時
41- 相続関係説明図とは?
42- 実印・割印・契印・捨印とは?
43- 相続人が誰もいない場合
44- 特別縁故者とは?
45- 寄与分とは?
46- 特別受益とは?
47- 一人が全て相続する場合
2.遺言の基礎知識
3.戸籍の基礎知識
4.相続手続の基礎知識
 4-1.預貯金等の名義変更
 4-2.年金・保険の手続
 4-3.不動産関係の手続
 4-4.税金関係の手続
 4-5.その他の手続
 4-6.相続手続の便利帳
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1-14 「過払い金請求権はどうなる?」 1-16 「死亡退職金は相続財産か?」
【1.相続の基礎知識】 -15.故人が連帯保証人だったら?
故人に多額の債務があり、現金や預貯金などといったプラスの財産を上回ってしまうような場合には「限定承認」や「相続放棄」といった制度を利用することが可能です。

では、直接的な債務ではなく、他人の債務の「連帯保証人」になっていた場合はどうでしょう。

連帯保証債務というのは、主たる債務者に代わって弁済する義務があり、自分が直接お金を借りていなくても、借りた人と同等の責任が発生するものです。

本当の債務者がきちんと返済していれば問題はありませんが、万一返済が滞ってしまったような場合には連帯保証人が返済しなければなりません。

この「連帯保証債務」は相続の対象となります。つまり、故人の連帯保証はその相続人が承継することになるのです。

連帯保証債務は各人の法定相続分に応じた負担となります。例えば、夫が5000万円の連帯保証人となっていて、妻と子ども2人が相続人となる場合、妻が2500万円、子ども2人がそれぞれ1250万円ずつの連帯保証債務を負うということになるのです。

連帯保証があるからといって、「相続放棄」を選択するかどうかは慎重な判断が必要です。

連帯保証債務は、あくまでも主たる債務者が返済できなくなった場合に弁済義務が発生するものであり、順調に返済が行われている場合であれば問題ありません。

もちろん、いつどんな事態が発生するかは予想できませんので、リスクを負うことにはなってしまいます。主たる債務者の返済状況や資産、債務残高などを調査し検討することが大切です。

「相続放棄」をしてしまった場合、故人が遺してくれた全ての財産を手放すことになってしまいますので、仮に故人名義の家に住んでいた場合、住み慣れた家を手放すことになってしまうのです。

特に故人が事業を営んでいた場合などは、会社の借入に対して社長である故人が連帯保証人になっているというケースはよくあります。

事業を継続するために長男が後を継いで社長に就任した場合であっても、その他の相続人も上記のように相続分に応じた連帯保証債務を相続することになってしまいます。

銀行などの債権者に対して連帯保証人の変更をお願いできればよいのですが、なかなか応じてくれないといった場合も多いようです。


故人本人の借入等の場合、遺族もその存在を把握しているケースが多いのですが連帯保証の場合には本人すら忘れていたというようなこともよくあることです。

そのため、遺産分割協議が終了しホッと一安心した矢先に債権者から返済を迫られるといってことも多くなります。

熟慮期間である3ヶ月を過ぎていれば、相続放棄をすることもできませんし、債権者によっては3ヶ月経過するのを待って返済を迫るといったこともあるようです。
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29- 遺留分の具体的割合は? 30- 遺留分を放棄する
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33- 認知症の方がいる場合 34- 成年後見の手続方法
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37- 失踪宣告の手続方法 38- 遺産分割方法あれこれ
39- 遺産分割協議書とは? 40- 話し合いがうまくいかない時
41- 相続関係説明図とは? 42- 実印・割印・契印・捨印とは?
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45- 寄与分とは? 46- 特別受益とは?
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2.遺言の基礎知識(目次)
3.戸籍の基礎知識(目次)
4.相続手続の基礎知識(目次)
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